株に関わる大きな事件の紹介

株の事件
いつの時代も株にまつわる事件はありました。
株というのはちょっとしたきっかけで上下しますし、それによって生じる損益が半端でないことが理由です。
昔は株式売買というのは一握りのちょっと変わった人しかやらない投資でしたので被害に遭う人はあまり多くはいませんでした。
しかし、1980年後半にあったバブル時代にNTT株の上場が話題になり、それがきっかけで1億総投資家の時代に突入した経緯があります。

つまり一握りの人ではなく普通の会社員までもが株式売買をするようになり、一気に株にまつわる事件も増えることになっています。
また、インターネットの普及により売買が簡単になったことも大きな要因です。
家にいながらパソコンで売買ができるのですからこれほど簡単なことはありません。
売買をする状況としてはプロと素人の間の垣根が格段に低く、もしくはなくなったのですから素人が参加するのも当然です。

しかし、株の売買がインターネットの普及で簡単に早くなったことで起きた事件もあります。
その筆頭のあがるのがジェイコムの誤発注事件といわれるものです。
これはジェイコムという会社の株を証券会社の社員が誤発注したことが原因ですが、この事件がきっかけで株の売買のやり方が変わることになりました。
それほど大きな事件だったということの証明になります。

事件の概略を説明しますと、2005年12月に総合人材サービス会社ジェイコム会社が東証マザーズに新規上場されることになったのです。
その際にみずほ証券の担当者が「61万円1株売り」とすべきところを誤って「1円61万株売り」と発注したことが事件の発端です。
担当者は数分後に間違いに気づいてすぐに訂正を試みたのですが失敗し、東証と直接取引をしているホストコンピューターでも試みたのですが拒否されました。
さらに電話で依頼したのですがそれも受け入れられなかったのが大きな原因です。
最終的にはみずほ証券が全発注量を「反対売買で買い戻す」ことで収めたのですが、損失が膨大なものになりました。
結果として、ジェイコム事件ではいろいろな教訓を得ることになりました。

ココリコ遠藤も騙された未公開株詐欺の手口

このジェイコム事件ではいろいろな方面に影響が出たのですが、マスコミの話題を集めたのはこの誤発注により数億円の利益を上げた個人投資家の存在でした。
これまでにも多額の利益を得ている個人投資家の存在は一部では知られていましたが、ジェイコムの誤発注事件で一気に有名な存在になりました。
この事件の一面を表していると言えます。

あと一つ注目を集めたのは未公開株で利益を得る方法です。
この方法は古くはリクルート事件というのがありましたが、これから上場される予定の未上場株を買うことで上場されたから莫大な儲けを得られる手法です。
これは誤発注とは関係ありませんが、株式の売買で濡れ手で粟的な儲け方を示しています。

このように未公開株は上場されることで簡単に儲かりますので、犯罪に使われることが多々あります。
テレビで活躍する芸人さんのココリコ遠藤さんはこの未公開株で騙されたことで有名です。
ココリコ遠藤さんはタレントの千秋さんと離婚していますが、その理由の一つに未公開株の被害があるそうです。
ココリコ遠藤さんは知り合いに未公開株の購入を勧められ購入したのですが、結局その話は嘘だったのでした。
ココリコ遠藤さんは騙されていたことになります。

確かにココリコ遠藤さんにも甘いところがあり、騙されるほうにも責任があるという批判もありますが、騙すほうが悪いのは当然です。
人間はできるなら簡単に儲けようと考えるもので誰しも思うことですが、実行に移すかどうかは別です。
その境界線がとても重要ですが、境界線を一気に超えないだけの自重する力を養うことが大切です。
被害者にならないようにするためには日ごろから経済ニュースに関心を持ち、勉強を怠らないことがとても重要です。